ECサイト運営において商品を手動で登録しているケースは少なくないと思います。一方で商品登録を手動で行ってしまうと品番、SKU、JANコードなど間違えてしまうとデータ集計・分析やシステム連携に問題がでる項目でミスをしてしまい、集計・分析といった業務に支障がでてしまいます。
商品マスタのデータを元にCSVファイルやテキストファイルで一括登録をすることで、商品マスタと異なる品番・SKU・JANコードを登録するミスを減らすことが可能です。
CSVファイルはなんだかよくわからないし、手動のほうが慣れているという方もストアレコードの商品一括フォーマットのダウンロード機能をお使いいただければダウンロードしたファイルをそのままアップロードすることで商品登録が完了するので簡単にお使いいただけます。
今回はShopifyの商品登録フォーマットをダウンロードするための事前準備と方法について解説いたします。
Shopifyの商品一括登録の項目は下記の通りです。下記の必須項目を入力した上で、Shopifyの商品一括登録画面からtxtファイルをアップロードすることで商品の一括登録ができます。
Shopify項目名 | 必須 or 任意 | 備考 |
Handle |
任意 |
商品ページのURLの最後の部分 |
Title | 必須 | 商品名 |
Body (HTML) | 任意 | 商品説明文 |
Vendor | 任意 | 販売元 |
Product Category |
任意 |
Shopify独自のカテゴリー |
Type | 任意 | ショップ独自で設定したカテゴリー |
Tags | 任意 | タグ、カンマ区切りで複数の登録が可能 |
Published | 任意 | TRUE or FALSEでTRUEだと公開される |
Option1 Name | 任意 | バリエーション1の名前、カラー・サイズなどを指定する |
Option1 Value | 任意 | バリエーション1の値、BLACK・FREEなどを指定する |
Option2 Name | 任意 | バリエーション2の名前、カラー・サイズなどを指定する |
Option2 Value | 任意 | バリエーション2の値、BLACK・FREEなどを指定する |
Option3 Name | 任意 | バリエーション3の名前、カラー・サイズなどを指定する |
Option3 Value | 任意 | バリエーション3の値、BLACK・FREEなどを指定する |
Variant SKU | 任意 | ショップが設定したSKU |
Variant Grams | 任意 | 商品の重量をグラム単位で登録する |
Variant Inventory Tracker | 任意 | Shopifyで在庫を追跡する場合はShopifyを入力。追跡しない場合は空白で登録する |
Variant Inventory Qty | 任意 | 商品・SKUごとの在庫数 |
Variant Inventory Policy | 必須 |
deny or continue denyの場合、在庫が0になったら販売停止だがcontinueの場合は在庫切れでも販売を継続する |
Variant Fulfillment Service | 必須 | フルフィルメントサービスを文字列で指定する |
Variant Price |
任意 |
販売価格、セール時などはセール価格を入力 |
Variant Compare At Price | 任意 | 割引前の価格。定価を入力 |
Variant Requires Shipping | 任意 |
TRUE or FALSE TRUEは配送が必要な商品、FALSEは配送が不要な商品 |
Variant Taxable | 任意 |
TRUE or FALSE TRUEの場合、税を適用 |
Variant Barcode | 任意 | JANコードなどのバーコードを登録する項目 |
Image Src | 任意 | 商品画像のURLを入力 |
Image Position | 任意 | 商品画像の表示順 |
Image Alt Text | 任意 | 画像のALTテキスト |
Gift Card | 任意 |
TRUE or FALSE TRUEの場合、ギフトカード商品 |
SEO Title | 任意 | 検索結果に表示させたい商品ページのタイトル |
SEO Description | 任意 | 検索結果に表示させたい説明文 |
Google Shopping / Google Product Category | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Gender | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Age Group | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / MPN | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Condition | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Custom Product | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Custom Label 0 | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Custom Label 1 | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Custom Label 2 | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Custom Label 3 | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Google Shopping / Custom Label 4 | 任意 | Google Shopping広告と連動させる場合に設定 |
Variant Image | 任意 |
バリエーションの商品画像 |
Variant Weight Unit | 任意 | バリエーションの重量の単位をg、kgなどで指定 |
Variant Tax Code | 任意 | |
Cost per item | 任意 | 商品の原価、利益管理をしたい場合に設定する |
Included / 日本 | 任意 | |
Price / 日本 | 任意 | |
Compare At Price / 日本 | 任意 | |
Included / 国際 | 任意 | |
Price / 国際 | 任意 | |
Compare At Price / 国際 | 任意 | |
Status | 必須 |
active、draft、archived activeが販売可、draftは下書き、archivedは販売不可 |
ストアレコードでShopifyの商品一括登録を利用するためには事前準備がなくても登録可能ですが、カテゴリマスタにて、ShopifyのProduct Category を指定すると指定した値がダウンロードされます。
カテゴリマスタにて各カテゴリにShopify商品カテゴリを追加することができます。
入力する際は「ファッション・アクセサリー > 衣料品 > ベビー服 > ベビー用ボトムス > チノパン」といった形で入力する必要があります。
日本語用Shopify Product Category categories.txt
上記の設定が終わったらストアレコード内の商品マスタで登録したい品番にチェックを入れてフォーマットでShopifyを指定すれば上記で設定した通り、商品一括登録用のcsvファイルがダウンロードされます。
ZOZO TOWNに比べると設定項目が少なくすんなりと使っていただくことができるのではないでしょうか。
ストアレコードでは商品登録のフローから発注・納品のフローの整理までお手伝いさせていただいています。お気軽にお問い合わせいただければ幸いです。