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ストアレコードで始める消化率管理

ストアレコード

 

消化率とは

小売経営における消化率とは販売対象となる在庫のうち販売できた在庫の割合を示すもので、計算式は下記の通りとなります。

消化率 = 販売数 ÷ (期首在庫 + 仕入れ数)

例えば、販売数120個、期首在庫20個、仕入れ数が130個だった場合の消化率は下記の通りです。

販売数120個 ÷ 150個(期首在庫20個 + 仕入れ数130個) = 消化率80%

ストアレコードの消化率ダッシュボードでは、決算期中の消化率を上記の計算式で計算しております。

決算期中の数字となっているため、例えば毎年販売する定番品で来期販売のための商品を期末に仕入れている場合は消化率の数字が悪化することになります。例えば上記のケースにおいて、仕入れ数130個のうち、25個は来期の販売用の仕入れで仕入れたものとすると、25個分消化率が悪化します。そのため実務上は来期の仕入れ分を調整して消化率の計算をするケースもあるかと思います。

販売数120個 ÷ 125個(期首在庫20個 + 仕入れ数130個 - 来期仕入れ分25個)=消化率96%

消化率管理の重要性

いずれにせよ消化率は仕入れた商品をどれだけ期中に販売できたかという過剰在庫を防ぐためにもキャッシュを会社に残すためにも重要な指標となります。上場アパレル企業のデータを見ても来期の仕入れ分を入れた消化率で75〜85%z程度の企業が多く、来期仕入れ分を除くとすると80%〜90%程度の消化率が求められるかと思います。

一方でブランドごとや商品ごとの消化率管理のためには期首在庫と期中の仕入れ数を常に更新しないと計算ができず、エクセルで管理するのも手間であるため、商品・SKU単位で管理できていない事業者様も多いかと思います。

ストアレコードを導入し、発注・納品データを管理することで、ブランド・カテゴリ・商品・SKU・販売終了日など様々な単位で簡単に消化率の管理が可能です。

ストアレコードを使った消化率管理

ストアレコードに月末在庫、発注・納品のデータをCSVでアップロードすることで、下記の通り、期首在庫・期中仕入・販売数を元に消化率の計算を自動で行うことができます。

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商品単位だけでなくブランド・カテゴリ・倉庫・商品・SKU・販売終了日と様々な軸で消化率を参照することが可能です。過去データを取り込むことで、対象年度を指定するとその年度の消化率を参照いただくことが可能です。ブランドごとの消化率の推移を分析したいといったケースでも簡単にご対応がいただけます。

またデータはCSVでダウンロードいただくことができるため、期末で仕入れた来期の分の仕入れ数を調整したいといった場合にエクセルやスプレッドシートで調整いただくことが可能です。

その際に期末の月に仕入れたものは全て来期の仕入れ分と想定するのであれば、ストアレコードの納品一覧画面から期末の対象となるSKUをダウンロードすると、上記の調整も簡単に行っていただくことが可能です。

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データ一元管理で精度の高い意思決定を実現

売上・発注・納品・在庫とデータを一元管理するからこそ、このような分析が手軽に行うことができ、こまめなデータの確認が精度の高い意思決定につながると考えて「ストアレコード」を提供しております。今回のブログを参考に消化率の管理を実践してみていただければと思います。

執筆者:ストアレコード

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