新作の販売開始からの売れ行きは重要な指標
アパレル、雑貨、食品などに限らず新作の販売開始からの売れ行きはその後の売上を予測する上でも非常に重要な指標の一つです。会社によっては販売開始1時間、12時間、24時間、7日の売上からその後の売れ行きを予測して追加発注のジャッジを行っているという会社も少なくないのではないでしょうか。
ストアレコードのカスタムダッシュボード機能で販売開始日順に売上を並べる

ストアレコードのカスタムダッシュボード機能はストアレコードに登録された各種データをブランド・カテゴリ・商品など様々な軸で、必要なデータを抽出、並び替えをしてダッシュボードとして表示することができる機能になっています。
商品ごとの販売開始日・販売数・売上・粗利・粗利率・平均OFF率・在庫数・セッション数(訪問者数)・お気に入り数といった数値を、販売開始から一定期間見れば、新作の当たり外れがよくわかります。

※カスタムダッシュボードでの表示例
販売開始してから1週間たっても訪問者数・お気に入り数ともに水準に満たない場合には翌週にタイムセールをかけて様子を見るといった対応をこまめに行うことで売れ残りリスクを低減し、長期で生き残る経営が可能になります。
販売開始日をちゃんと入力する運用フローの構築
販売開始日が入力されていれば便利というのは、新作を次々に販売する小売ビジネスをしている方であればよく理解できると思います。一方で、販売開始日をちゃんと入力して集計するための運用フローはなかなかうまく回っている会社は少ないのではないでしょうか。
ストアレコード導入先で販売開始日の運用がうまく機能してきた会社は「新作の販売型数および新作販売後1週間の売上をKPIとして、各ブランドの評価を行う」ということをしていました。
毎週ストアレコードのカスタムダッシュボードのデータをダウンロードして、スプレッドシートに貼り付けると各ブランドの新作販売型数および新作販売後1週間の売上が表示されるようにして、それを元に毎週新作商品の振り返りを行うフローにしました。すると毎週評価をされるので、販売型数や売上が低くならないようにちゃんと正しい販売開始日を入力するようになりました。
このように運用のルールを決めて号令をかけるだけでなく、評価と一体となって運用することでちゃんとした数字を入力するインセンティブが働くといえます。
最後に
新作の振り返りをちゃんと数字を元に行い、何がよかったのか悪かったのかをしっかり振り返るというのはお客様・市場に向き合う上で非常に重要なことです。「販売開始日」の入力はその大切な振り返りをデータを元に行うために重要な一歩となります。ぜひ販売開始日がちゃんと入力されるような運用フローの構築を工夫して、自社のお客様が喜ぶ商品を常に提供し続ける体制を作っていただければと思います。